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中小企業診断士の試験には、1次試験(4肢または5肢択一)、2次試験(筆記・口述)、実務補習があります。
1次試験
受験資格
年齢・性別・学歴・職歴問わず誰でも受験できます。
試験内容
次に掲げる科目について、多肢選択式または短答式による筆記の方法により行います。なお、他の国家試験の合格者などに対して、その者の申請により試験科目の一部の受験を免除することができます。
(1)経済学・経済政策
(2)財務・会計
(3)企業経営理論
(4)運営管理(オペレーション・マネジメント)
(5)経営法務
(6)経営情報システム
(7)中小企業経営・中小企業政策
試験日
8月初旬の土・日の2日間
申込方法
受験申込書を社団法人中小企業診断協会及び同協会の各支部(北海道支部・東京支部・愛知県支部・大阪支部・広島県支部・福岡県支部)にて取得、または郵送にて請求します。
【受験申込書の提出】
書留または簡易書留にて、社団法人中小企業診断協会係あてに送付します。
合格発表
9月上旬
社団法人中小企業診断協会及び同協会の各支部において合格者の受験番号を掲示。
合格者本人には、社団法人中小企業診断協会から中小企業診断士第1次試験合格証書を交付されます。
2次試験
受験資格
第2次試験実施年または前年第1次試験合格者
試験内容
・筆記試験:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例4試験
・口述試験:筆記試験の事例などをもとに、個人ごとに10分程度の面接の方法により実施されます。
試験日
・筆記試験:10月下旬(1日間)
・口述試験:12月上旬(1日間)
申込方法
受験申込書を社団法人中小企業診断協会及び同協会の各支部(北海道支部・東京支部・愛知県支部・大阪支部・広島県支部・福岡県支部)にて取得、または郵送にて請求します。
【受験申込書の提出】
書留または簡易書留にて、社団法人中小企業診断協会係あてに送付します。
合格発表
12月下旬
実務補習
内容
2次試験合格後、3年以内に15日間または8日間×2回の実務補習を受ければ、中小企業診断士として登録することができます。2月に15日間コースと8日間コース、7月と8月にそれぞれ8日間コースが実施されています。
試験地
札幌市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市の各地区
問い合わせ
社団法人 中小企業診断協会
〒104-0061 東京都中央区銀座2-10-18 中小企業会館7階
TEL.03-3563-0851 / FAX.03-3567-5927
http://www.j-smeca.jp
中小企業診断士試験について(経済産業省内)
http://www.meti.go.jp/information/license/index.html
第1次試験の合格率
平成19年度の試験結果
受験者数12,776人試験
合格者数2,418人
合格率18.9%
※試験合格者に科目合格者は含まれていない。
第2次試験の合格率
平成19年度の試験結果(筆記試験)
申込者数4,060人
受験者数3,947人
合格者数800人
合格率は20.3%
平成19年度の試験結果(口述試験)
受験者数800人
合格者数799人
最終合格率
毎年平均すると、第1次試験が16%から20%、第2次試験が10%から20%の合格率第1次試験および第2次試験をストレートで突破する者の割合(最終合格率)は3%から4%と非常に難易度の高い試験である。
中小企業診断士試験は第1次試験、第2次試験筆記、第2次試験口述の3つの試験からなるが、平成19年度の口述試験結果を見て頂きわかる通り、口述試験は落とす試験ではなく、2次試験の筆記を合格すると実質的に合格となる。
当サイト管理人が聞いた話では2次口述は頭が真っ白になっても何か話せば合格になるらしい…19年度に落ちた方はどうしちゃったんでしょう…。
試験の難関はやはり2次の筆記。基本的知識を習得している1次合格者の8割が落ちてしまう試験ですからかなりの難しさなんでしょう。
中小企業診断士試験1次試験は一定の要件を満たし申請により試験科目の一部が免除されます。
・科目合格による免除
中小企業診断士1次試験は7科目の試験ですが、一部の科目だけに合格した場合は、翌年度及び翌々年度の第1次試験を受験する際、受験者からの申請により当該科目が免除されます。有効期限は3年となり、3年間で7科目すべての科目に合格すると第1次試験合格となり、第2次試験の受験が可能となります。
・他資格等保有による免除
中小企業診断士試験1次試験は下記の他資格保有し、申請することで第1次試験科目の一部が免除されます。免除科目と科目免除対象者は下記の通りです。
経済学・経済政策
大学等の経済学の教授・助教授(通算3年以上)
経済学博士
公認会計士試験第2次試験において経済学を受験して合格した者
不動産鑑定士、不動産鑑定士補(不動産鑑定士試験第2次試験合格者を含む)
- 財務・会計
公認会計士、会計士補(会計士補となる有資格者を含む)
税理士(税理士法第3条第1項第1号(税理士試験合格者)、第2号(税理士試験免除者)、第3号(弁護士または弁護士となる資格を有する者)に規定する者を含む)
経営法務
弁護士(司法試験第2次試験合格者を含む)
経営情報システム
技術士(情報工学部門登録者に限る)、情報工学部門に係る技術士となる資格を有する者
次の区分の情報処理技術者試験合格者(システムアナリスト、アプリケーションエンジニア、システム監査、プロジェクトマネージャ、ソフトウェア開発、第1種、情報処理システム監査、特種)
申請の際に必要な、他資格保有を証明する書類などの詳細については、社団法人中小企業診断協会のWebサイトをご覧ください。
中小企業診断士2次試験の合格率は平成19年度の結果で20.3%です。
難関資格の合格率としては驚くほど低い数字ではありません。しかし2次試験の受験資格は1次試験合格者のみであり、そこにはお試し受験や記念受験者は含まれていません。範囲の広い1次試験を見事合格した強者のみが集まっての合格率の18.9%ですので、かなりの難易度である事が予想されます。
2次試験の受験資格は1次試験合格年度とその翌年のみです。つまり、かなり割合で1次試験合格者が2次試験不合格となり、1次試験からやり直しとなってしまうんです。
また、1次試験の選択問題と異なり2次試験は規定文字数を埋める記述問題です。100点の答えがなく、誤った勉強法では絶対に合格しない試験と言えるでしょう。
2次試験がやっかいな試験であるポイントはもう1点あります。
1次試験は6割以上の点数を取ると必ず合格できる絶対評価の試験です。
中小企業診断協会によると2次試験の合格基準も6割とされています。しかし、過去の合格者数を見てみると受験者数が増えているにも関わらず合格者数は毎年必ず800人前後となっています。つまり、6割の点数を取ると必ず合格できる試験とは言えず、相対評価の試験であると予想されます。いくら頑張ってもトップ800人に入らないと合格できないんです。
このように中小企業診断士試験は2次試験をいかに攻略するかにかかっています。
中小企業診断士2次試験を突破するのは簡単ではない事は既に述べたとおりです。
実はこの2次試験を合格せずに中小企業診断士になる方法があるんです。
中小企業診断士第1次試験に合格した年度及び、その翌年度に、独立行政法人中小企業基盤整備機構中小企業大学校、又は登録養成機関が開講する中小企業診断士養成課程の受講を開始し、修了する事で中小企業診断士へ登録することが可能となります。
中小企業大学校以外の登録要請機関は下記の通りです。
・法政大学専門職大学院イノベーション・マネジメント研究科
・中京大学大学院ビジネス・イノベーション研究科
・名古屋商科大学大学院マネジメント研究科
・社団法人社会経済生産性本部
・株式会社日本マンパワー
「2次試験にどうしても合格できない!」そんなときはこんな形で資格取得ができるんです。
資格が取得できるだけでなく、養成機関で学ぶ事で試験合格のための勉強だけでなく、より実践的なスキルを身につける事ができるでしょう。
しかしいずれも募集数は少なく、もしかしたら2次試験に合格するよりも難しいのかもしれません。
しかも、費用も時間もかかるため、以上の機関で学ぶ事が現実的じゃない方も多いでしょう。