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中小企業診断士の報酬内容は社団法人中小企業診断協会の診断士アンケートによると、下記の通りです。
経営診断(1日あたり)
最多回答10万円 最高回答30万円
経営指導(1日あたり)
最多回答10万円 最高回答20万円
調査・研究(1日あたり)
最多回答5万円 最高回答20万円
講演等講師(1時間あたり)
最多回答5万円 最高回答30万円
執筆(1枚あたり)
最多回答3千円 最高回答5万円
最多回答とは最も多かった回答ですので、相場と言ったところでしょう。
最高回答とは回答者の中で最も高く回答した方の報酬金額です。
しかし気を付けなくてはならないのは、コンサルティング報酬と言うのは、報酬根拠が小さいと言う点です。
何かを仕入れて販売する訳ではなく、中小企業診断士が自ら判断して決定するものです。相場的なものはあるのでしょうが、それで仕事の依頼があるとは限りません。
管理人は士業向けの営業支援を行っていましたが、やはり皆さん定価は高めに設定されてました。
「通常10万ですが、今回は5万でいいですよ。」こんな光景はよくあることです。
なので、上記の報酬額は一つの目安的なものと捉えておきましょう。
中小企業診断協会の会員診断士へのアンケート調査によると下記の通りです。
※コンサルティング日数100日以上の自営、コンサルティング事務所勤務の会員診断士528名の回答
500万円以下
19.3%
501万円~800万円以内
27.7%
801万円~1,000万円以内
11.4%
1,001万円~1,500万円以内
21.8%
1,501万円~2,000万円以内
9.7%
2,001万円~2,500万円以内
4.4%
2,501万円~3,000万円以内
1.7%
3,001万円以上
4.2%
独立している診断士と企業内診断士(サラリーマン)の両方が含まれるアンケートである事と、年齢別になっていない事からちょっと参考にしにくいデータです。勤務診断士がメインでしょうが、500万円以下が20%弱と言うのは若干寂しい気がします。
他の難関資格と比較すると若干見劣りするかと思います。
中小企業診断士は他の難関資格と比較すると正直稼ぎにくい資格だと思います。
会計士にしろ、税理士にしろ、社会保険労務士にしろ、それぞれ国に守られた独占業務と言うものがあります。
この独占業務はそれぞれの資格保有者にしか行えない業務であり、企業はそれぞれの業務は「絶対に」有資格者に依頼しなければなりません。
この独占業務が中小企業診断士にはないのです。
経営コンサルティングと言う業務一つ取っても、特に「中小企業診断士」の資格を保有していなくても誰でもすぐに始められる業務です。資格を保有している事で、ある程度の経営コンサルティング能力の質をアピールする要素にはなるかもしれませんが、それ以上のものではありません。
独占業務のない中小企業診断士は他難関資格に比べて稼げない、これはある程度正しいと思います。