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「企業経営理論」「中小企業経営・中小企業政策」「運営管理」「経営情報システム」「財務・会計」「経済学・経済政策」「経営法務」用語解説、計算問題解説、日々の思った事等。

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中小企業診断士の報酬内容は社団法人中小企業診断協会の診断士アンケートによると、下記の通りです。


経営診断(1日あたり)
最多回答10万円 最高回答30万円

経営指導(1日あたり)
最多回答10万円 最高回答20万円

調査・研究(1日あたり)
最多回答5万円  最高回答20万円

講演等講師(1時間あたり)
最多回答5万円  最高回答30万円

執筆(1枚あたり)
最多回答3千円  最高回答5万円


最多回答とは最も多かった回答ですので、相場と言ったところでしょう。
最高回答とは回答者の中で最も高く回答した方の報酬金額です。
しかし気を付けなくてはならないのは、コンサルティング報酬と言うのは、報酬根拠が小さいと言う点です。
何かを仕入れて販売する訳ではなく、中小企業診断士が自ら判断して決定するものです。相場的なものはあるのでしょうが、それで仕事の依頼があるとは限りません。

管理人は士業向けの営業支援を行っていましたが、やはり皆さん定価は高めに設定されてました。
「通常10万ですが、今回は5万でいいですよ。」こんな光景はよくあることです。

なので、上記の報酬額は一つの目安的なものと捉えておきましょう。

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独立を目的に中小企業診断士資格取得を目指す方も多いでしょう。
独立診断士の主な仕事内容は下記の3つに分類できます。

1、経営コンサルティング

既存の企業に加え、創業設立予定者やベンチャー企業等からの依頼を受け、経営に関して調査・分析・診断・助言をして、企業を成長・発展に導く活動が経営コンサルティングの仕事です。会社設立支援、ビジネスプランの作成支援、資金調達支援、人材マネジメント、経営戦略立案支援、情報システム構築支援、海外展開支援等、その業務は多岐にわたります。

2、中小企業支援センターでの経営相談

中小企業支援法の施行により、中小企業を支援する公的機関である支援センターが数多く存在します。現在、260以上の支援センターがあり、中小企業診断士はそういった支援センターにおいてコンサルティングを行っています。

3、講演・研修・執筆活動

民間企業もしくは国・地方自治体、商工会議所等からの依頼により講演をする事も仕事のひとつです。また、出版社や新聞社などの民間もしくは公的機関からの依頼で、自らの経験、研究により培ってきたノウハウをもとに経営に関する本を執筆している方も多くいらっしゃいます。






独立コンサルタントとして仕事をすることだけが、資格を活かす道ではありません。企業に勤めながら資格を活かすことも可能です。中小企業診断士は他士業に比べてむしろ合格後も企業に勤めながら資格を活かしている方が多い資格です。

勉強してみるとわかりますが、中小企業診断士試験で問われる内容は、企業経営理論、中小企業経営・中小企業政策、運営管理、経営情報システム、財務・会計、経済学・経済政策、経営法務と経営全般の知識と経営に係る問題解決能力です。

中小企業診断士資格保有者と言う肩書きは、一定のビジネス知識、ビジネス能力を保証するものであり、社内での評価向上に役立つものであると言えますし、また、社内の評価だけでなく中小企業診断士試験で学んだ事は実際のビジネスにおいて、成果向上に役立つことでしょう。

「資格に合格しなくても、勉強自体に価値がある」管理人も中小企業診断士と言う資格のこんな特性に魅力を持ち資格取得を目指しています。





中小企業診断協会の会員診断士へのアンケート調査によると下記の通りです。
※コンサルティング日数100日以上の自営、コンサルティング事務所勤務の会員診断士528名の回答

500万円以下
19.3%
501万円~800万円以内
27.7%
801万円~1,000万円以内
11.4%
1,001万円~1,500万円以内
21.8%
1,501万円~2,000万円以内
9.7%
2,001万円~2,500万円以内
4.4%
2,501万円~3,000万円以内
1.7%
3,001万円以上
4.2%


独立している診断士と企業内診断士(サラリーマン)の両方が含まれるアンケートである事と、年齢別になっていない事からちょっと参考にしにくいデータです。勤務診断士がメインでしょうが、500万円以下が20%弱と言うのは若干寂しい気がします。
他の難関資格と比較すると若干見劣りするかと思います。

中小企業診断士は他の難関資格と比較すると正直稼ぎにくい資格だと思います。

会計士にしろ、税理士にしろ、社会保険労務士にしろ、それぞれ国に守られた独占業務と言うものがあります。
この独占業務はそれぞれの資格保有者にしか行えない業務であり、企業はそれぞれの業務は「絶対に」有資格者に依頼しなければなりません。

この独占業務が中小企業診断士にはないのです。

経営コンサルティングと言う業務一つ取っても、特に「中小企業診断士」の資格を保有していなくても誰でもすぐに始められる業務です。資格を保有している事で、ある程度の経営コンサルティング能力の質をアピールする要素にはなるかもしれませんが、それ以上のものではありません。

独占業務のない中小企業診断士は他難関資格に比べて稼げない、これはある程度正しいと思います。





中小企業診断士の試験には、1次試験(4肢または5肢択一)、2次試験(筆記・口述)、実務補習があります。

1次試験

受験資格

年齢・性別・学歴・職歴問わず誰でも受験できます。

試験内容
次に掲げる科目について、多肢選択式または短答式による筆記の方法により行います。なお、他の国家試験の合格者などに対して、その者の申請により試験科目の一部の受験を免除することができます。

(1)経済学・経済政策
(2)財務・会計
(3)企業経営理論
(4)運営管理(オペレーション・マネジメント)
(5)経営法務
(6)経営情報システム
(7)中小企業経営・中小企業政策

試験日
8月初旬の土・日の2日間

申込方法
受験申込書を社団法人中小企業診断協会及び同協会の各支部(北海道支部・東京支部・愛知県支部・大阪支部・広島県支部・福岡県支部)にて取得、または郵送にて請求します。
【受験申込書の提出】
書留または簡易書留にて、社団法人中小企業診断協会係あてに送付します。

合格発表
9月上旬
社団法人中小企業診断協会及び同協会の各支部において合格者の受験番号を掲示。
合格者本人には、社団法人中小企業診断協会から中小企業診断士第1次試験合格証書を交付されます。


2次試験

受験資格
第2次試験実施年または前年第1次試験合格者

試験内容
・筆記試験:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例4試験
・口述試験:筆記試験の事例などをもとに、個人ごとに10分程度の面接の方法により実施されます。

試験日
・筆記試験:10月下旬(1日間)
・口述試験:12月上旬(1日間)

申込方法
受験申込書を社団法人中小企業診断協会及び同協会の各支部(北海道支部・東京支部・愛知県支部・大阪支部・広島県支部・福岡県支部)にて取得、または郵送にて請求します。
【受験申込書の提出】
書留または簡易書留にて、社団法人中小企業診断協会係あてに送付します。

合格発表
12月下旬


実務補習

内容
2次試験合格後、3年以内に15日間または8日間×2回の実務補習を受ければ、中小企業診断士として登録することができます。2月に15日間コースと8日間コース、7月と8月にそれぞれ8日間コースが実施されています。

試験地
札幌市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市の各地区

問い合わせ
社団法人 中小企業診断協会
〒104-0061 東京都中央区銀座2-10-18 中小企業会館7階
TEL.03-3563-0851 / FAX.03-3567-5927
http://www.j-smeca.jp
中小企業診断士試験について(経済産業省内)
http://www.meti.go.jp/information/license/index.html


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プロフィール
はじめまして。当ブログへお越し頂きありがとうございます。簡単に自己紹介を… 大学卒業後、士業向け営業支援会社を経て、現在ネット広告関連企業で媒体開拓を担当。 現在28歳です。 妻あり、子供なし。 働き始めてから丸5年。すごーく忙しい毎日を過ごす。仕事が落ち着いてきて無趣味な自分に気付く…暇な週末が続く…。 暇はもったいないと思い、中小企業診断士資格合格を目指して勉強中。そして勉強するだけじゃつまらないとこのブログを立ち上げる。 一番詳しく、わかりやすい中小企業診断士についてのブログを目指してがんばります。士業向けのビジネス経験とネット広告ビジネス経験を活かした、中小企業診断士を目指す方にとって参考になる記事を更新していきたいです。 ぜひまた遊びにきてください。
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